ましも先生の健康note

病気になりにくい人は骨格が違う。

皆さんの周りに「本当に丈夫で風邪ひとつひかない。」という人っていませんか?

その方の多くは見るからにがっちりとしていて堂々としていて病気なんて寄り付かないってイメージがあると思います。

逆に病弱な方のイメージって細くて風が吹いたら飛んでいきそうって感じじゃないでしょうか?

これはイメージだけでなくしっかりと生理解剖学的にも裏付けられているんです。

人間が生きていくために絶対に必要な酸素。この酸素を取り入れるために必要なのが呼吸器です。鼻腔・咽頭・気管・気管支・肺。さらにこの肺を膨らませたり縮めたりする働きを持つ胸郭と横隔膜これらがしっかりと働くことで新鮮な酸素を取り入れることができるのです。

安静時の1回の呼吸で出入りする空気量は約500ml。回数は1分間に12〜15回程度。1分間に6〜7.5ℓもの量になります。そしてこれには個人差があり身体の作りから大きな違いが出ると言われてます。

先ほどのがっちりとしている方と飛んでいきそうなくらい細い方の大きな違いの1つに「胸郭」の形。つまり形質遺伝による違いがあります。

胸郭が大きい人は酸素の摂取量が多いので本当に元気。免疫力も旺盛で風邪もひきづらい羨ましい限りです。ただこういう方は体力を過信しやすく無茶をしやすいため急激なストレスやアクシデントで大病をしやすいタイプとも言えます。

逆に胸郭が狭いという人は酸素の摂取量が少ないため不調を起こしやすいとも言えます。しかしながら自分の身体のサインに敏感なため大病しにくい。まさに「一病息災」というタイプですね。

さらにもう一つ姿勢の問題もあります。酸素摂取量が少ない人は背中が丸まってかがんている。いわゆる猫背の方に多いようです。

猫背になる原因は色々と考えられます。

長時間にわたるデスクワークやパソコンでの作業長時間スマホを見ていることによる筋肉のこり。そしてストレスを感じている時も自然と背中が丸まって猫背になります

さらに一説によると胃腸が弱った時にそれを守ろうとして猫背になるということも考えられています。

胸郭が狭い。姿勢が悪い。胃腸が弱い。ストレスに弱いという方に気をつけていただきたいことを以下に書きます。

①長時間の作業ではできるかぎりこまめに休憩を挟む。

ストレッチや肩回しなどで血流を良くする。

深呼吸で酸素をしっかり摂取する。

しっかりよく噛むことで胃腸を強化。ストレスも消化。ミント系のガムも効果的。

酸味のあるものを積極的に摂りましょう。肝の働きを良くしてストレスを消化します。

親から受け継いだ生まれつきの骨格を変えることはできません。

しかし自分がどのタイプなのか?を自覚して毎日対処しておくことで病気になりにくい身体の使い方ができます。

そして最後に自分の特徴をマイナスに捉えないでください。

「病気にならないために身体が不調を敏感に知らせてくれている。」とプラス思考に親から受け継いだ身体に感謝することが何よりも大切なことだと思います。

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