ましも先生の健康note

そもそもストレスとは何ぞや!?

桜咲く春。気持ちも新たになる爽やかな季節です。しかし人によっては進級進学と職場での異動など環境変化が多く身体も心も適応させるのがけっこう大変な事も多いのではないでしょうか?一言でいうとストレスのかかりやすい季節とも言えます。

皆さんの生活の中に潜んでいるストレス。これは人生のスパイスでもありますが多すぎると色々な弊害も生まれます。

「長く続いている症状をどうにかしたい」と悩みに悩んだ末。いざ病院にかかってみると「ストレスが原因です」とか「自律神経から来ていますね」という診断を下される方も多くいらっしゃいます。いわゆる自律神経失調症です。

これってどうしたら良いのだろう?と途方にくれてしまいますよね。

でも考え方を変えてみると「内科や外科では治すべき器質的な異常が見当たらない。治療の必要がない。」と言われている裏返しで実は安心しても良い事かもしれません。

ではなぜ「ストレス」という言葉に何とも言えない不安感を覚えるのでしょう?

なぜならストレスは目に見えないから。そしてどう対処していいのか分からないから。

ではないでしょうか。そもそもストレスとは何ぞや!?という疑問を少しずつ解き明かしていくと何とも言えない不安感も軽くなるのでは。要は見えない敵の正体を知る。ということです。

「ストレス」とはもともと物理学の言葉で、物体が刺激を受けた時に発生する歪みのことを意味します。そしてこの引き金になる刺激をストレッサーと言います。

これが心理学の言葉としても使われるようになり、外傷や精神的ショックなどによって起こる精神的な緊張や身体の防衛反応の要因となるものを「ストレス」と言うようになりました。そしてストレスは精神的なものだけではありません。温度差や気圧差などの人間を取り巻く環境の変化もストレッサーとして働きます。

*例えば温度差。外気温と室内の気温が5度以上あると出入りの際、体温の調節をするため自律神経に負担がかかりストレッサーとして働くと言うわけです。

一説によるとテレビやインターネットなどで多量な情報が氾濫している現代社会の中では明治時代の人が一生かかって受けたストレスを1日で受けるとも言われています。

ここでストレスがこころや行動・身体に及ぼす作用を以下に挙げます。

まず1つ目にこころの変化。イライラ・怒り・不安感・気分の落ち込みなど。長引くと無力感も出てきます。

2つ目に行動の変化。集中力の低下・作業効率の低下・ミスの増加・引きこもり・思考力低下・判断力低下・不眠・酒やたばこの過剰摂取・性欲減退・疲労感など。

そして3つ目に身体の変化。心拍数の増加・血圧の上昇・発汗・筋肉の緊張など。長引くと頭痛・めまい・肩こり・下痢・消化不良・過呼吸などに。

色々な症状につながるストレスですが。対処する方法はたくさんあります。

簡単に出来るものですのでゆるゆると取り組めるものから始めてみてくださいね。

深呼吸をする。ゆっくりと7秒間かけて息を口から吐き、同じくらいゆっくりと鼻から吸う。これを1回5セット程度。仕事の合間にもできますね。

よく噛む。人間は噛むことでストレスを回避することができます。漫画でよく描かれていますが、ヒステリーを起こしている人はハンカチを噛んでいますね。1回噛むごとに脳の血流が3.5ml増加すると言われています。食事をよく噛む。ガムを噛んでおくなどストレス解消に役立ちます。

酸味のあるものを積極的に食べる。以前のnoteでも触れていますが五臓の中でストレスによって負担がかかるのは怒りの感情を主る肝。五味で言うと肝を養うのは酸味です。梅干しやレモン、酢の物などを積極的に摂りましょう。

香りの強いものを摂る。ストレスは中医学では肝鬱と言い、気の巡りを滞らせる気滞という状態を生みます。柑橘系のアロマやミント、香りの強い野菜=セロリ・パセリ・香草などは気を巡らせるためストレス解消に役立ちます。ぜひオススメです!

⑤最後に大声で笑う。歌う。大きな声を出すだけで鬱々とした気を発散することができます。お笑い番組もよし。カラオケもよし。掃除機をかけながらバカヤロー!と叫ぶなんてのもオススメかもしれません。

どうですか?ストレスの正体がわかってくると不安感も減りませんか?

店頭にもストレスでお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。1人で悩まないでも大丈夫ですよ。ぜひご相談くださいね。

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