ましも先生の健康note

疲れ目は本当に目の疲れだけ?

目が疲れた。目薬を点そう。

一時的なものはそれで正解ですが。

症状が長引いている場合は半分正解。半分足りません。

目薬のCMでよく出るのでイメージしやすいと思いますが、長時間目を酷使することで目のピント機能が低下。視界がぼやけたり霞んだりします。これは毛様体とチン小体の過度な収縮に栄養や酸素の供給が間に合っていない状態。一言で言うと「血流」が悪い状態。

しかも目の酷使をする時ってそれ以外の部位もものすごく負担がかかっていることが多いのです。

店頭でよくいらっしゃるのが長時間のパソコン作業による疲れ目。

人間の頭は体重60kgの方で6〜9kgもあります。

そのボウリングの玉の重さほどもある頭を支えながら。肩を張り。ストレスにより息を詰めて。長時間パソコンと向き合っていたら。

血流が滞るのは当然の結果。

この状態まで来ると目の外側からビタミンやタウリンなどの栄養を与えても追いつかないのです。

また中医学では「肝は目に開竅する」と言われています。

肝は疏泄作用と言って気の巡りを良くしたり。蔵血作用と言って生成した血を溜めておく働きがあります。

そして肝は五行の中では木の性質を持ち伸び伸びとしたがる性質を持っています。長時間のストレスは肝を傷め、気や血の巡りが悪化するため目のトラブルが発生するというのが本当の原因です。

疲れ目が続いている方はまず何といっても目を休めることがとっても大切です。

休憩する時は蒸しタオル(500wで1分程度レンジでチンするのがオススメ)を目に当ててゆっくりしてください。柑橘系のアロマオイルを少し垂らしても気分転換になり肝も喜びます。

たかが疲れ目。されど疲れ目。

身体が出してくれているサインに耳を傾けてくださいね。

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