ましも先生の健康note

ものは目でなく脳で見る。

実は店頭で相談になることが多い「目」のトラブル。

それもそのはずで五感の中でまず最初にあげられるのが視覚です。

一説によると視覚は人間の得る情報の83%も占めるとも言われています。

膨大な情報量を脳に届けつづけるとっても働きものの器官です。

大切に使うために頑張っている目の構造と働きについて知ってあげてください。

以下に「ものを見る」時に光が通過する順番に目の構造と働きを書きます。

①角膜:黒目の部分。光を最初に通過する。涙と房水から栄養と酸素を受け取る。

②虹彩:眼内に入る光の量を調節。

③水晶体:毛様体とチン小体が連動して厚みを変えることでピントを合わせる。

④硝子体:眼球の大部分を占める。内部を満たす房水の99%が水で光が通過。

⑤網膜:光の情報を受けて映像化する。

この一連の流れで得た映像が視神経を通り脳に伝達され認識されます。

実は「ものは目でなく脳で見る」ということです。

目は脳に視覚という情報を送り届けるために朝から晩まで働き続けています。

特に光の情報を受け続ける網膜の中で黄斑の中心窩が一番酷使されます。酸化により変性する「加齢黄斑変性症」は失明の原因に繋がる深刻な症状です。

今はパソコンやスマホで酷使せざるを得ない環境の方も多いかと思います。

ですが。いつまでもものを美しく見せてもらえるように大切な目に少しだけ休める時間も作ってほしいと思います。

ちなみに目薬を点してもなかなか改善しない症状は漢方薬やサプリメントの内服を併用するとすっきりすることが多いです。

体質や症状によってお勧めするものが違いますのでぜひご相談ください。

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